カメラ講座

第4回 フィルムは敏感?
(フィルム感度)

写真屋さんにフィルムを買いに行ったら沢山種類があって、どれを買ったらいいか迷ったことはないだろうか。記号やら数字やら、あれは一体どんな意味があるんだろう?

 

フィルムの種類

フィルムには一般的なカラーネガフィルムや、モノクロフィルムなど、様々な種類があるが、ここでは一般的によく使われるものを中心に紹介しよう。

 

a:カラーネガフィルム(ネガ)

被写体の色や濃度が反転するフィルム。プリント用。一般に広く利用されている。

ネガ

 

b:カラーリバーサルフィルム(ポジ)

被写体の色がそのまま再現されるフィルム。スライド鑑賞、透過原稿用。

ポジ

 

c:モノクロフィルム

黒と白の濃淡(モノクロ)で表現するフィルム。

 

 

d:インスタント

撮影後、特別の現像作業を必要とせず写真が完成するフィルム。

ポラロイド

 

ポイント

 

フィルム感度

フィルムは光に対する敏感さの度合いによって、ISO感度という数値で分類される。昼間の野外ならISO100で十分。室内や、曇りの日など暗いときはISO400のフィルムを使えばほぼ問題なく写真が撮れるはずだ。

a:低感度

ISO感度50以下のもの。粒状性は非常に細かく、解像力などの描写特性も非常に高い。

ISO感度100

 

b:中庸感度

ISO感度100~200前後のもので、感度・粒状性・解像度などが低感度や高感度に比べて中間的な性質を持ち、用途的にも比較的無難で、標準的なもの。

 

c:高感度

ISO感度400~1000前後のもので、粒状性はやや粗いが、ISO100クラスに比べ日中屋外でも天候の変化などに対しても使いやすく、特にF値の暗いレンズが多いズームレンズやコンパクトカメラでは有利。

ISO感度400

 

d:超高感度

ISO感度1600以上のもの。粒状性はかなり悪く粗粒子であり、多少の写りの悪さを覚悟しても、高い感度が必要な暗い場面や高速の被写体に用いる。

 

■デジカメは?■

デジタルカメラとは、簡単に言えばフィルム(アナログ)の代わりにCCDやCMOS(デジタル)で画像を記録するカメラで、撮影時のテクニックなどは基本的に共通することが多い。

 

用語の説明がいっぱいあるけど、いきなり全部覚えなくても何も問題ないぞ。とりあえず、写真は撮らなければ始まらない。手元にあるカメラを持って、さぁ、撮影に出かけよう!

 

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